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お知らせ

  • 2015年12月07日 古典に学ぶ 上杉鷹山の経営改革 その3 / 上杉鷹山の経営改革 その4
  • 【上杉鷹山の経営改革 その3】

    鷹山は経営改革を進めるにあたって、次のような方針を示した。「財政の建て直しには三つの弊害を正さなければならない。三つの弊害とは、一に制度の弊害、二に物理的な弊害、三に意識の弊害である」。このなかでとくに大切なのは意識改革だと告げた。

    (参考:山本七平「指導者の帝王学」):PHP

    【上杉鷹山の経営改革 その4】

    上杉家は非常に多くの武士を抱えていた。ところが、彼らは何もしておらず、今でいえば社内失業者、ないしは全く不要な人間であった。そこで鷹山はまず、この遊休労働力を生産労働力に転化しなければなないと考えた。そんなとき、江戸の藩邸が火事になった。すぐに建て直さねばならないが、その費用が捻出できない。彼はこの武士たちを運材夫に使うという画期的な方法を試みた。つまり、労働に使ったわけである。

    (参考:山本七平「指導者の帝王学」):PHP