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お知らせ

  • 2016年07月25日 古典に学ぶ 節義について / 義について
  • 【節義について】

    また別の武士(真木和泉―1813~1864)は、それを次のようにのべている。「節義は例えていえば人の体に骨があるごとし。骨なければ首も正しく上にあることを得ず、手も動くを得ず、足も立つを得ず、されば人は才能ありとても、学問ありとても、節義なければ世に立てことを得ず。節義あれば不骨不調法にても、士たるだけのこと欠かぬなり」と。

    (参考:佐藤全弘訳新渡戸稲造「武士道」):教文館

    【義について】

    孟子は「仁は人の心なり、義は人の路なり」と言い、大声で嘆いていう「その路を捨てて由らず、その心を放って求むるを知らず」と。孟子によれば、義は、人が失った楽園を回復するために採るべき、真直で狭い道である。

    (参考:佐藤全弘訳新渡戸稲造「武士道」):教文館